紀北町が取り組む「ちょい減らし+10(プラステン)」が「健康寿命をのばそう!アワード」のスポーツ庁長官表彰を受けた。自分で無理のない運動の目標を設定する点が評価された。
健康増進は4期目にある尾上町政が一貫して推進してきた最重要課題といえる。町長の「健康は元気、幸福の源」の言葉はよく聞く。10月に人権講演会の講師として来町した菊地幸夫弁護士に、専門外であろう健康づくりについての質問を寄せていた時は困惑したが、方針として徹底している点は評価できる。
因果関係は証明しようもないが、平成24年度から7年間県内ワーストだった1人あたりの国民健康保険の医療費が近年改善傾向にある。幸福は健康とともにあることに異論はない。
健康と相関関係のあるスポーツでも在住者や出身者の活躍は目につく。役場本庁で好成績を収めた選手の名前を掲示しており、職員が積極的に情報を把握して発信しようとする姿勢は好ましい。
過疎化が進む地方には課題が山積する中、さまざまな問題を解決するためには官民問わず積極的な姿勢が必要不可欠となる。より多くの住民を巻き込みながら、今後も健康増進を推進してほしい。
(R)