日本全国を旅している少年ユーチューバーがしばしば〝炎上〟している。少年とその父の言葉がきついこと、〝アンチ〟を強い言葉で避難して注目を集めているともみられる。
広島の原爆ドームを見に行った時、「初めての経験ですごく悲しいし、あの、原爆とか戦争ってホンマに怖いなって思いました」と動画をアップした。前後の発言が批判を受けているが、率直な気持ちが示されていると感じた。また、「原爆が落とされるまで平和だった」というのは、原爆のインパクトが大きすぎてそのような印象を受けるのはやむを得ず、同様に思い込んでいる中学生も多いと推察する。
中学生の平和祈念作文を掲載しているが、これまでは「遠い」話だった戦争というできごとが、ロシアのウクライナ侵攻で「身近な」話となった。最も、戦時中の日本人は、もっと多くの不安を感じていたと思う。
戦争は最大の人災と言われる。戦争は怖い、戦争はいけないという率直な気持ちを持ち、戦争を避ける取り組みを絶え間なく続けることが重要。
3日の文化の日は、現在の憲法が公布された日。平和を希求する心を教育を通じて育んでいくことが非戦につながる。
(M)