三重県内の新型コロナウイルス感染症の16日の新規感染者は232人。大型連休で人の移動が活発になり、もしかしたらこれから増えてくるかもと思ったが、先週の発表者数は連休前の4月25日の週と同水準でほっとしている。
観光産業と周辺の産業の活性化を図るための「みえ得トラベルクーポン」は13日から、利用できる人が中部ブロックや和歌山県など近畿の一部に拡大された。これらの県が発行しているクーポンは三重県民も利用できる。今月いっぱいの取り組みで、こちらの影響も気になるところ。
オミクロン株系統の新たな変異株のニュースが出てきている。また、子どもの肝炎など心配なこともまだ多い。ワクチン接種後の死亡事例についても救済に実質的につながっていないことも気にかかる。
ワクチン接種が進んだこと、無症状または軽度の人が多いことから、イベントなどの実施基準が緩和されてきた。大規模なイベントも「今年はやる」というところも出てきた。
旅行やイベントを楽しめることはいいこと。ただし、基本的な感染対策は緩められない。にぎわいがこの地域での感染拡大につながらないように、一人一人が注意をしたい。
(M)