不審なサイトに誘導し個人情報などを入力させようとする新型コロナ関連詐欺と思われる不審電話がかかっているとして、国民生活センターは事例を挙げて注意を呼び掛けている。
同センターの「新型コロナ関連詐欺 消費者ホットライン」に寄せられた相談によると、「新型コロナの濃厚接触者になった知人が待機期間経過後に出勤したら、『待機期間が1日短く罰金だ』と保健所を名乗る電話があったが本当か」「保健センターを名乗る電話があり、PCR検査をする費用を求められたり、給付金のためと銀行口座番号を聞かれた」「新型コロナウイルス支援金が受け取れると電話があり、電話をつなげたままサイトに誘導され、個人情報の入力を促された」など。いずれも今年1月から2月にかけて。
支援金については、厚生労働省でも「新型コロナウイルス特別定額支援金」といった偽サイトに誘導される事例が報告されているが、そのような設置サイトはないとして注意を呼び掛けている。
ことあるごとにかかる詐欺の電話。まずは不審に思うことで、身近な人や最寄りの消費生活センターにつながる「ホットライン=188(いやや)」に相談を。
(J)