3日午前9時28分ごろ、紀伊水道を震源とする地震があり、尾鷲市中心部で震度3、より震源に近い熊野市紀和町で震度4の揺れを観測した。車で移動していた同僚が、少し違和感があったと言っていたので、震度3の中でも強い揺れだったのだと思う。
南海トラフを震源とする大きな地震がいつ起きてもおかしくないと言われている。いったん揺れが弱くなった後、強い揺れが来るかもと身構えた。関係機関によると、尾鷲市と紀北町では被害の情報はないということで、ほっとした。
昭和東南海地震が発生したのは12月7日。尾鷲市など沿岸で津波被害があった。三重県は同日を「みえ地震・津波対策の日」として、啓発活動を行っている。6日の午後、尾鷲市と紀北町のスーパーマーケット前で街頭啓発が予定されている。
「天災は忘れた頃にやってくる」と言われるが、忘れている時がないくらい、啓発の取り組みが実施されている。
避難時に必要なものは一人一人違うが、この時期、使い捨てカイロなども必要。夏には冷却材などがあればよい。大地震が起こらないのが一番だが、今回の地震は、備えを再確認するきっかけとなったと受け止めたい。
(M)