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不連続線「こわれた道路の立て看板」

 「尾鷲市街地は次のICから」。熊野尾鷲道路II期区間の開通に伴い、新八鬼山トンネルには、尾鷲市街地へ下りそこねないように緑色の立て看板が設置されている。金属のフレームでできたもので、サイズはいくつかあるが、工事現場などでもよく見るタイプ。
 
 後ろ足を開いて立てたり、既存の柱に固定したり、支柱で固定するなど、場所によって設置の仕方は異なるが、工事や案内のほか、「落石注意」「センターラインはみ出し厳禁!!」「道幅せまし 対向車注意」など、注意看板としても使われている。
 
 どちらかといえば臨時的な看板だが、長年の風雨で、立っていても板面の上半分がフレームから外れて垂れ下がったり、壊れたまま道路脇に放置されているものもある。
 
 コケや汚れで見えにくくなっているのはゆずるにしても、壊れたまま放置しているのはいかがなものか。その光景はみっともないし、せっかく景色のよい所を走っていても幻滅する。道路パトロールを行っていると思うが、道路の状況だけではなく、看板などにも目を配り、本当に必要なら新しく作り直す、不必要なら撤去する。放置は景観を壊す不法投棄と変わらないように思う。
 
(J)

      不連続線

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