鈴木英敬知事が、衆議院議員選挙に東紀州を含む三重4区から立候補することになり、辞職を県議会議長に申し出た。選挙管理委員会は6日に会合を開き、知事選挙を26日告示、9月12日投開票の日程で行うことを決めた。
三ツ矢憲生議員が引退を表明した時から話題になっていたが、4区でなく津市・松阪市の1区か、鈴鹿市などの2区から、と思っていた。もともと兵庫県出身で過去に旧2区から立候補したことがある。もっとも2区は〝世襲〟候補が出ることになっていて、枠が空かなかったという事情もありそう。
新型コロナウイルス感染症の感染者が急増している局面で知事が辞職することに反発の声もある。選挙管理委員会の事務局と調整の上、自身の辞職日を設定したと思われるが、新知事は当選翌日から陣頭指揮を執ることになる。移行期に切れ目ない対応が取れるようにすることが最低限必要だ。
一昨年の知事選挙。東紀州に候補者が来たか?というくらい印象に残っていない。知事選にしても総選挙にしても、コロナ禍で街宣も十分にできないとは思うが、きちんと主張を戦わせ、有権者に思いが届く選挙戦を展開してもらいたい。
(M)