1日から7日の1週間は「スター・ウィーク~星空に親しむ週間~」。8月上旬と言えば、全国的に梅雨が明けて天候も安定するころ。少しぐらい夜更かししても大丈夫な夏休み期間中でもあり、気軽に星空を眺めるにはいい時期。「一人でも多くの人に星空に親しんでほしい、星空の美しさを知ってほしい」。そんな思いが込められている。
週間が始まったのは1995年。全国の天体観測施設の人たちの集まりで、当時の国立天文台広報普及室長である渡部潤一氏が「バードウィークがあるなら、星でも同じような事ができるのではないか?」ということで提案された。
スター・ウィーク実行委員会が主催し、国立天文台や天文学振興財団が後援。毎年、全国の天文施設で関連行事が行われており、尾鷲市天文科学館でも期間中は雨や曇りの日を除き、毎夜7時から9時半まで夜間観望会を開いている。
「伝統的七夕」と呼ばれる旧暦7月7日。今年は14日で、スター・ウィークから外れるが、新暦に比べて晴天率は高く、月は夜半前には沈み、その後は天の川がくっきりと見える。光害が少ない当地方。たまにはのんびりと星空を眺めてみてはどうだろうか。
(J)