省エネの代表格とされるLED照明。一般電球に比べて電気代は7分の1で寿命は40倍、蛍光灯に比べても電気代は4割以上安く、寿命は3倍。高かった価格もずいぶん安くなり、買い替えの効果が高くなっている。
家電も省エネ技術は年々進歩。エアコンはこの10年で電気使用量が4%削減されているほか、冷蔵庫は10年前に比べて43%、温水便座は33%、テレビは8年前に比べて32%の節電になっている。
家庭での電気消費の割合は、トップが冷蔵庫の14.9%、続いて照明13.4%、テレビ8.9%、エアコン7.4%、温水便座3.7%。環境省は省エネ家電への買い替えを推奨しており、購入予定製品と使用中の製品の年間の消費電力量・電気代・CO2排出量の比較が簡単にできる省エネ製品買換ナビゲーションを公開しており、試してみるのもいい。
エアコンのフィルターをこまめに掃除する、扇風機の併用で冷たい空気を循環させる。ブラインドやグリーンカーテンで強い日差しをカットする、水分の多い旬の夏野菜を食べて体の中からクールダウンする…。快適に過ごすための工夫はいくつかあり、無理なく、無駄なく夏を過ごしたいものである。
(J)