「ご利用中の●●カードアカウントへのログインが確認されました」。11月に入ってメガバンクのクレジットカードをかたる不審な迷惑メールが届くようになった。
会員の専用のサイトのIDやパスワードについて「他のサイトと併用している場合には、漏えいした情報より、悪意のある第三者によるネットショッピングでの悪用の可能性もございます」「他のサイトでは使用せずに、定期的にご変更いただきますようお願いいたします」ともっともらしい文句を並べ、「ご変更はこちらをご覧ください」と、会員番号やメールアドレスなどの各種情報を入力させる偽サイトへ誘導する。
同社の公式ホームページによると、不審なメールが、会員を含む不特定の方に送信される事象が発生しているとして、注意を呼び掛けている。
偽サイトへ誘う不審メールの定番といえば、インターネット通販会社をかたるものも多く、10月は5件でわりと少なかったが、9月は13件、11月も11件。この1年余りで100件を超える。
この手のメールは、常に望んでいない受け手が対策をとることになる。技術開発などでどうにか止めることはできないものだろうか。
(J)