「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」。宅配便業者を装った「不在通知」の偽ショートメールに関する相談が寄せられているとして、国民生活センターが注意を呼び掛けている。
ショートメールには偽サイトに誘導するアドレスが記載されており、相談事例では、偽サイトにアクセスして不正なアプリをインストールした結果、同じ内容のショートメールが自身のスマートフォンから自動的に多数の宛先へ送信され、身に覚えのない通信料を請求された。アクセスした偽サイトで入力したID・パスワード、暗証番号、認証コードなどが、携帯電話会社のキャリア決済などで不正利用され、請求を受けたケースもみられるという。
何か見覚えがあるので自分のスマホを見てみると、3月8日に同様の着信があった。荷物を頼んだ覚えもないし、だいたいは不在票が自宅に置かれているので無視していたのが幸いだった。
不審なメールもよく届く。身に覚えのない通知にアクセスしない、提供元不明のアプリをインストールしたり、ID・パスワードなどは入力しない。用心が大切である。
(J)