緊急事態宣言の中で迎えたゴールデンウイーク。ふだんなら交通量が増える当地方の道路も行き交う車は少なく、自家用車や貸切バスであふれかえるお魚いちばおととの駐車場にも空きが目立った。自粛呼びかけの効果は目に見えて表れている。
一方、全国で見ると、休業要請に応じないパチンコ店に県境を越えて出かけたり、当地方にも、感染者が特に多い特定警戒都道府県の大阪や愛知から釣りに訪れ、海保のお世話になるなど、地元住民を逆なでする人も。
6日に期限を迎える緊急事態宣言について、安倍総理は1日、1か月程度延長する方針を明らかにした。これに先立ち、全国47都道府県での延長が必要だとの見解を示した政府の新型コロナウイルスの諮問委員会のメンバーである日本医師会の常任理事。一部地域で解除した場合、人の移動による感染拡大が懸念されるというのがその理由。
なかなか出口が見えないが、早期の終息や医療崩壊を防ぐためにも自粛は必要。「覚悟して行っている」「仕事がないので暇だから」…。自制できない人たちには困ったもので、「子どもでもできることができないのか」。どこからかそんな声も聞こえてきそうだ。
(J)