「クラスター」や「ロックダウン」など、外来語が飛び交う新型コロナウイルス問題。河野太郎防衛大臣が「カタカナ語を多用しないように」と厚生労働省に申し入れたという話がしばらく前にあった。その後「感染者集団」や「都市閉鎖」などの注釈が付くようになったと思ったら、クラスターはすでになじんだのか毎日のように報道で使われている。
新聞としては、長いカタカナ語は困ったもので、コミュニティーセンターなどは見出しに使いにくい。よく記事に登場するグラウンド・ゴルフは「G・ゴルフ」と書くことがある。
「産業クラスター」という言葉がある。事業の集積体のことで、この地方では林業や水産業でクラスターが形成されている。旧火力発電所も設備や保守など連合体が形成されている。
SEAモデル事業は、コロナの関係で遅れが出る可能性があるが、今後、個々のプロジェクトの大枠が固まり、産業化に向けて動き出す。雇用を通じた地域活性化が大きな目的。いかに関係する仕事のすそ野を広げられるか。バイオマス発電や陸上養殖、釣り桟橋などが検討されている。SEAモデル産業体をどのように作っていくかが肝心だ。
(M)