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社説「世界遺産20周年へ機運高めて」

 今年も残りわずかとなり、各地で迎春準備が慌ただしく続いている。新型コロナが5月の連休明けに感染症法上の5類に移行となり、実質コロナ禍が明けた。3年半にわたる自粛から解放され、当地方では夏以降、花火大会や地区の秋まつりなど「4年ぶり」ににぎわいを見せた。観光施設の人出も徐々に戻り、特にインバウンド(訪日外国人客)の姿が目立ち、コロナ禍前の水準に戻る勢いを見せている。

 来年は「紀伊山地の霊場と参詣道」の世界遺産登録20周年を迎える。和歌山、三重両県や関係市町村では、今年プレイベントをいくつか実施した。地元から20周年の機運を高めるのが主な目的だが、十分な機運醸成までには至っていないのではないか。まずは、のぼり旗や横断幕など視覚的なものが少なく、地元住民がどこまで20周年を迎えることを知っているか。無駄に予算をかけ過ぎる必要はないものの、要所には「20周年」の文字が並ぶのが望ましい。

 新宮、那智勝浦、本宮の観光関係団体と県東牟婁振興局で構成する熊野三山観光協会は、来年度に実施する記念事業について大学生からプランを募った。先日、その発表会があり、和歌山大学の学生が考案した若者向けの「まち歩きデジタルスタンプラリー」を採用することを決めた。スタンプラリーはこれまでに県など行政機関があらゆるものを実施しているが、観光客の反響は決して大きいものではなく、内容だけでなく周知方法などにも課題が見られる。学生目線でどのように広げてくれるのか、期待したい。

 コロナ明けの本格的なスタートとなる来年に20周年があることは、当地方にとって大きなアドバンテージなる。新たな観光客の獲得だけでなく、登録当初に来てくれた観光客をリピーターとして呼び戻すことも視野に入れてもらいたい。当初からは観光形態やニーズも変化しており、今だから伝えられる当地方の魅力があるはず。

 人口減少が続く当地方の経済を活性化させるためには、やはり観光に注力し、外からのお金を獲得することが大切。観光にはさまざまな業種が関わっているが、それぞれできることを見いだし、おもてなしの心で取り組むことが活性化への第一歩になるのではないか。

      社説

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