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社説「防災への心構えと備蓄」

 今年の近畿・東海地方の梅雨入りは10年ぶりに5月中に発表され、本格的な雨季に入った。台風2号の影響で本州付近に停滞する前線が活発化し、当地方でも1日夜から激しい雨が降った。3日にかけて河川の増水や低い土地の浸水、土砂災害に警戒が必要になる。

 2011年9月に当地方を襲った「紀伊半島大水害」から今年で12年が経過する。多くの尊い命と大切な財産が失われた未曽有の災害。以降も毎年のように全国各地で豪雨災害が発生しており、防災への心構えや備蓄の必要性が常に指摘されている。

 当地方は昔から台風の通り道で、大雨には比較的慣れているといわれてきた。しかし、近年の気象変化により線状降水帯の発生など、短時間で集中豪雨となる事例もたびたび見られる。川の水位があっという間に上がり、道路の冠水も一気に進むなど、たちまち災害の発生が高まる状況に陥るため、油断は禁物。大切なのは、有事の際に避難を含めてどのような行動をとるのか、また、災害による避難生活やライフライン寸断の事態も想定した備蓄をどうするのかといったところになる。

 和歌山県は、無償提供しているスマートフォンやタブレット用のアプリ「和歌山県防災ナビ」に、家族などの人数構成と備蓄日数を入力すると、乳幼児用品なども含めて約45品目にわたって必要な備蓄品の数量の目安が表示される「防災備蓄計算」コーナーを追加した。6月から10月ごろにかけて、集中豪雨や台風で河川が増水しやすい「出水期」になることから、アプリを使って備蓄品の再点検を行うとともに、避難経路やハザードマップなども再確認し、災害に備えてもらうことがねらい。

 数ある備蓄品の中でも最も大切なのは水。新宮市水道事業所は紀伊半島大水害によって市内広域で断水したことを教訓に、各家庭での備蓄を呼び掛ける。飲料水はペットボトルで保管するが、トイレを流す際などに使う生活用水は浴槽に貯めておくことを勧めている。夏季はシャワーで済ませる家庭も多いが、飲料用ではないため一度貯めた水をしばらくそのままにしておくことに問題はない。地震も含め自然災害は避けて通れない。一人一人ができる備えを着実に進めることが大切ではないか。

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