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田植えに汗流す 近大新宮中学1年「ふるさと教育」の一環

 近大附属新宮中学校は、新宮市の教育目標である「郷土への誇りと愛着を育む教育の充実」の実現に向け、地域の文化や自然を学ぶ「ふるさと教育」を実施しており24日、中学1年生54人が同市熊野川町の日足道路下の田んぼで田植えを実施した。
 
 生徒自らの手で田植えを体験することで、農家の人々への感謝の気持ちと、いつも食べている米を大切にする心を養う。8月下旬に収穫し、9月に行う文化祭で販売する予定。
 
 田植えはMYNS(メンバーの頭文字を取ったチーム名)が管理・運営する10アールの田んぼで行われた。MYNSのメンバー、和歌山県東牟婁振興局、JAみくまの職員らに田植えまでの準備や作業の説明を受けた後、水の張られた田んぼに入り、一列に並んでマス状の目印に沿って苗を一本ずつ丁寧に植え進めた。生徒たち泥まみれになりながらも「ワー」「キャー」「冷たい」「気持ちいい」と歓声を上げ、苗を植えていた。
 
 木下渉夢さんは「小学5年の時以来に田植えをしました。久しぶりに土の柔らかさを感じることもできて楽しかった。苗が上手く育ってくれたらうれしい」と話した。
 
 MYNSの下阪殖保さんは「昨日雨が降っていて不安だったが、子どもたちと無事に田植えができて良かった。子どもたちが元気にやってくれれば励みになる。刈り入れが楽しみ」と笑顔で話した。
 
 田植え体験を行った熊野川地域は、2011年の台風12号がもたらした豪雨(紀伊半島大水害)で甚大な被害を受けた地域。休耕田を利用した鯉(こい)のぼりの掲出のほか、菜の花やヒマワリを育てるなど、地域活性化に積極的に取り組んできている。同校では、大水害からの復興に向けて頑張っている地域の姿を伝えることも、「ふるさと教育」の目的としている。

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