新宮市熊野川町に新しいサロンが誕生した。能城区、山本区、田長区が合同で実施することになった「城山田」(きやまだ)サロンだ。記念すべき初の開催に立ち会わせていただいた。13人の利用者が鉄板焼きで船出を祝っていた。
サロン・つどい場の創出は一般地域に求められている社会的孤立対策活動。「人と人とのつながり」から「地域づくり」と目標を置いた場合、サロン・つどい場は地域基盤活動としての意義が大きい。介護保険改正にみる新たな地域支援事業、生活困窮者自立支援などの諸施策が「社会参加」と「社会的孤立の予防」に焦点をあてたとき、サロン・つどい場が地域の「居場所」として機能することが有効であるなどとサロン・つどいの場を意義付けする識者もいる。
先日、久々に熊野川温泉さつきで一風呂浴びて、生ビールで喉を潤した。風呂上がりのビールは「うまい」の一言。飲酒をともなう交流サロンはできないのか。地域住民の大人の憩いの場づくり。昼食と入浴だけの施設ではもったいない気がする。「さつき」は可能性を秘めている。一考の価値はあると思うが…。
【茂】