厳しい暑さが続いているせいか、水の事故に関する報道が多いような気がする。警察庁によると、昨年1年間に発生した水の事故は全国で1500件以上にのぼり、過去10年で最も多かったという。このまま残暑も厳しい状況が続けば、今年はさらに上回ってしまうかもしれない。
花火大会の事故も立て続けに発生している。福岡県と秋田県では花火が枯れ草に燃え移り、兵庫県淡路市の花火大会と神奈川県横浜市のみなとみらい花火大会では、花火が暴発する衝撃的な映像が撮影されていた。20年以上前に行った小さな花火大会で、上に打ち上がらず何発も横に発射されるのを見て、恐怖を感じたのを思い出した。花火は私たちを楽しませてくれる反面、火薬が原料であるゆえに危険性を再認識するきっかけになった。
海や川、プールなど水のレジャーと花火といえば、夏の楽しみの2トップ。せっかくの楽しい時間が事故によって悲しい思い出になるのは残念。水辺では気を緩めず十分に注意を。花火大会は安全対策の強化が求められるが、万が一という観客の心構えも大切である。
【織】
