紀北町の水道料金等審議会は最終的に30%の引き上げ案を尾上壽一町長に答申することを決めた。当初、執行部(水道課)が「事業維持のための最低ライン」として30%案を提示したが、委員から反対の声があり、段階的に引き上げる第2案と第3案を再提示していた。
以前にも書いたが、負担は大きいものの人口・水道利用料がまだ多い現状の引き上げ幅を大きくしておいた方が、最終的なリスクが少なくなる。差はわずかかもしれないが資金が確保できる意義は大きい。
委員から意見が出たように、町民にとって当初は大幅な費用増となる。30%というのは、どのような根拠で算出された数字で、審議会ではどんな意見が出たのか、広報などで住民にしっかりと周知する必要がある。
水道管路は人口が右肩上がりの時代から徐々に整備されてきたもの。他のいろいろな仕組み同様、急激な人口減の中で維持するのは難しいし、人口がわずかしかない集落を抱えている自治体の負担はなお重い。国全体で支える仕組みの構築が求められる。
(M)
