7月5日に大災害が起こるという風説が話題になっている。本はミリオンセラーとなり、香港からの訪日観光客が減り、気象庁長官が定例記者会見で「デマと考えられる」と注意を呼び掛ける事態となっている。
個人的にはノストラダムスの大予言を思い返している。確か1999年7の月に、空から恐怖の大王がやってきて、アンゴルモアの大王を蘇らせる、とやらだったか、振り返れば公害や軍事的な脅威への不安が背景にあったようにも思う。今回の風説も、東日本大震災の衝撃的な津波と、南海トラフ地震への不安がなければここまで広まらなかったのではないか。
いたずらに不安をあおるのはよくないが、災害への備えを見直すきっかけにはなる。この暑さの中で停電になればエアコンや扇風機は使えなくなる。防災リュックにうちわや扇子を入れておくだけでも変わってくる。水も多めに用意した方が良いし、スポーツドリンクがあれば脱水状態になりかけた時に役に立つ。災害がいつ来ようが、命を守らなければならない。
(R)