尾鷲市長・市議W選挙の告示まで2週間を切ったが、「盛り上がっていない」という話をよく聞くようになった。確かに、動き出しから遅く、前回は1月早々に市長選の対立候補による表明があった。今回は政策そのものではなく政治手法が争点になりそうで、「何をするのか」という観点で違いが見えないのが、盛り上がりにかける要因ではないか。一方、市議選は多士済々という印象。政策が似ている人もいて、市民がどう判断するか、興味深い。
投票率は平成25年と29年がおおよそ78%。前回は73%と5ポイント程度減少した。直近の国政選挙では昨秋の衆院選が55.78%、3年前の参院選が54.52%と6割を下回っている。7割を超えるかどうかが、市民の関心度合の指標となりそう。
まちなかに選挙用のポスター掲示場が設置されはじめ、やっと選挙前という雰囲気になってきた。選挙は、一番簡単なまちづくりへの関わり方と言える。「頑張ればまちが変わる」と考える人が多くなることが、まずは重要だ。
(M)