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不連続線「改正外来生物法成立」

 5月に入り、今年も特定外来生物のオオキンケイギクが咲き始めたが、時を同じくして、ミドリガメ(アカミミガメ)とアメリカザリガニについて、ペットとしての飼育などを例外的に認める規定を盛り込んだ改正外来生物法が11日の参院本会議で可決、成立した。

 ミドリガメとアメリカザリガニは北米が原産で全国に分布。在来種を脅かしたり、農作物に被害を与えたりすることから、これまでも規制強化の必要性が指摘されてきた。特定外来生物に指定されると、学術研究など一定の目的の場合に限り、許可を受けている場合を除き、ペットとして飼ったり、栽培したり、保管、運搬、輸入することはもちろん、販売や野外に放つことなどが規制されるが、これら2種は家庭や学校で広く飼われており、一律に飼育を禁止すると、川や湖に放たれる恐れがあるため、指定が見送られてきた経緯がある。
 
 アメリカザリガニの平均寿命は6~7年、飼育下では3~5年とされるが、ミドリガメは40年以上飼われた例もあり、犬や猫の倍以上の寿命がある。飼っている人は野外に捨てたりせず、最期まで責任を持って飼い続けることが求められる。
 
        (J)
 

      不連続線

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