カタカナ言葉に困ることがある。商品や新興企業の名称などにも戸惑うが、それはさておき、「これで伝わるのか」と疑問に思う事例も少なくない。三重県からの資料に次のようなものがあった。
三重県におけるスタートアップエコシステムを構築するための事業の一環として、スタートアップ(創業、第二創業)等の事業のブラッシュアップにより、さらなる成長を促進するため、とこわか—みえリボーンプログラムを実施してきました。その最終報告会として、下記のとおりデモデイを開催します。
内容は、事業提案に関する発表とセミナー。講師は、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部特任教授とのこと。アントレプレナーは「事業を起こす人、起業家」という意味らしい。実施は22日。オンラインで実施し、定員はないのでまだ申し込める。
技術が下手で伝わらないことはあるが、新聞記事も広報文も「伝えること」が根底にある。見て戸惑う文章は本末転倒と言える。
カタカナ語は概念を理解すれば使い勝手がいいし、その方がしっくりくる言葉もある。ただ、慣れなければ拒絶感も強い。県の方には県民に優しい情報発信に努めてもらいたい。
(M)