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不連続線「当分は警戒継続を」

 三重県は新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除され、尾鷲市と紀北町では18日から「元通り」ではないものの小中学校が再開した。このまま日常が戻ってくれば、と思う。最も「見えない敵」に対する警戒を緩めるわけにはいかない。

 インフルエンザは、気温が高くなり空気が湿ってくると流行しなくなる。新型コロナはどうもそうではないよう。もともと高温多湿の東南アジアなどでも感染が広がった。早い段階から「暖かくなっても油断できない」という話が出ていた。

 分かっていないこともまだ多い。以前は、感染リスクがあるのは発病後とのことだったが「発病より前に他人に感染させることがある」との見解に訂正された。自覚症状がなくてもうつしてしまうのなら、三密を避けるとかマスクを着けるなどの対策を続けざるを得ない。

 全国的には一度陰性になった人が、再度、陽性になったケースも報告されている。たまたま陰性だったのか、再度感染したのかは分からない。分かることが増えることが重要。薬の開発も進む。効果的な予防法が確立するまで、お互いにうつさない、うつらないように気を付けることが必要だ。

(M)

      不連続線

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