紀北町長島の紀伊長島郷土資料室で、第39回企画展「昭和の青春群像」が開かれており、昭和30~40年代の紀伊長島青年団による燈籠コンクールやスポーツ大会の写真約40点が展示されている。28日(日)まで。
紀伊長島郷土資料室は当時の青年団事務局と同じ場所にあったため、青年団のアルバムが保管されている。お祭りや伝統芸能の継承、地域課題の解決、交流などに活発に取り組んでいた年代の写真を並べた。
青年団によって復活した赤羽川の川開きの「流灯コンクール」では、本町や松本町、新町、西町といった各地区が、キリンや京人形、カエル、オットセイなど多様な燈籠をつくって競い合ったことが写真からうかがえる。1961(昭和36)年まではコンクールは盛大に行われ、翌62年からは連合青年団による制作に移行した。1953(昭和28)年には三野瀬村青年団が古里の海開きを行い、高塚山公園の山開きを復活させている。
青年団の活動は祭りだけでなく、スポーツや研修なども意欲的に取り組んでいたことが読み取れる。郡連合青年団による北牟婁郡駅伝競走大会では、西長島青年団が1956(昭和31)年から2連覇、赤羽青年団が58年から2連覇、60年からは西長島が7連覇と記録的な強さを誇った。75年から成人式は連合青年団の主催で行われ、新成人の門出を祝う『飛翔』という小冊子を発行したという。
企画した浅原俊昭さんは「お年寄りが若い時にはいろんな取り組みをしていて、それを懐かしんでもらえたら。人口減少が進む中ではあるが、活発な町の様子を見てほしい」と話している。
開館時間は午前9時から午後4時30分まで。月曜日と祝日は休館。問い合わせは、紀伊長島郷土資料室(0597-47-3906)。
