記者として尾鷲市議会選挙を3回見てきたが、尾鷲市議会には〝1期の壁〟がある、という仮説を立てている。
例えば9年前の市議選で新人議員が5人当選したが、次の選挙で再び当選したのは仲明議員のみ。その5年前の選挙では4人の新人議員が誕生したが、その中では西川守哉議員のみが残る。
背景には、地域の衰退が止まらない現状と、身近な政治への不信があるのではないか。刷新のために新人候補に期待が寄せられるが、現状や流れを把握しながらの4年間で存在感が示せない議員は見切りをつけられ、新たな新人に飲み込まれる、といったところか。
中央公民館での議会報告会で、議会報告会の在り方について議論があった。出席者の「率直に人が少なくて驚いた」には同感で、議員の「一生懸命勉強しているのに、なかなか人が来てくれない」との議員の苦悩も理解できる。
議員の考えや活動がより伝えられるように、市民の意見がより反映できるように、議会報告会の新しい形も検討していくべきだ。
(R)
