「わがまちの議会は何のためにあるのか」。議会は地方自治の二元代表制の一翼を担うが、その機能を果たしているのだろうかと懸念する。
一般質問が形骸化してしまっている。本来の一般質問は、行政の取り組み全般に対して問題点を正し、新たな政策を提言する貴重な場であるはずだ。
しかし、目につくのは、用意された原稿をただ淡々と読み上げるだけの姿である。質問の目的が不明瞭で、どのような答弁を引き出し、まちをどう変えたいのかというビジョンが微塵も感じられない。
建設的な議論を放棄し、首長への個人攻撃や感情的な非難に終始する場面も見受けられる。独りよがりの批判を繰り返すだけでは、まちは一歩も前へ進まない。
血の通った言葉で、行政課題をすくい上げ、当局と切り結ぶ。議論する緊張感こそが議会の生命線である。
一般質問という「言論の府」を、単なるパフォーマンスや朗読の場にしてはならない。議会の質が低下すれば、そのツケを払わされるのは他ならぬ住民である。未来を開く議論を尽くせ。
(N)
