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レーザーの発射実演 来年3月閉所の下里水路観測所 施設見学会 星空観察も満喫

 来年3月末での閉所が決まっている、那智勝浦町下里の第五管区海上保安本部下里水路観測所(鈴木充広所長)で2月28日、「早春の観測所特別見学会」が行われた。県内外から13人が参加。同施設特有の設置など紹介されたほか、人工衛星レーザー測距離側の見学、天体の観望会もあった。
 
 同観測所では、世界基準の海図を目的として、地球上における日本列島の位置を厳密に決定するため、1982年4月に人工衛星レーザー距離(SLR)観測を開始し、2002年には日本の海図の経緯度の基準を国際的に定義された「世界測地系」(地球の重心を原点とし、地球の大きさや回転楕円体で表した座標系)に移行した。その後も世界測地系の維持を目的としてSLR観測を継続してきた。しかし、近年ではGNSS や準天頂衛生システムなどの整備により、国内で容易に高精度な位置測定ができるようになり、同庁が実施している海図の刊行という目的では、それを活用することで観測所が行ってきた役割が代替可能となった。このため、26年12月末をもってSLR観測を終了し、27年3月末に観測所を閉所する予定。

 この日は同施設が実施している人工衛星レーザー測距離測の関連施設を見学。大型望遠鏡から照射されるレーザーを用いた観測法やそれぞれの機器が果たす役割を解説し、実際にレーザーを発射しての測量演習が行われた。望遠鏡から発射された緑色のレーザーを参加者は目で追い驚きの声を上げた。その後、天体の観望も行われ、参加者たちは寒さも忘れて満喫していた。

 同町下里から訪れたデディー二・京子さんは「子どもの時に観測所に見学に来たことはあったが、その時は何をしている場所かわからなかったが、今回あらためて知ることができて勉強になった。レーザーを間近で見ることができて良かった」と話した。

 施設見学会は5月23日(土)、7月18日(土)、9月12日(土)にも予定しており、鈴木所長は「われわれの仕事を知ってもらいながら楽しんでもらえるように実施していきたいと思うので、ぜひ来ていただければ」と呼び掛けた。また、今年一年の抱負として「SLR開始からの年間記録をこの2年間更新し続けているので、歴代最高記録かそれに近い記録観測数を残して終了したい」と話した。

 問い合わせは、下里水路観測所(電話0735-58-0084)。

      3月 3日の記事

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