人類が震撼。「見えない敵」の存在が、人類を恐怖のどん底に突き落とした。有効な手立てもないまま、見えない感染源との攻防を余儀なくされている。
新型コロナウイルス感染症の猛威。SF映画でしか聞いたことがないパンデミック(世界的な大流行)という言葉が現実に。ペスト、コレラ、赤痢、チフス、ジフテリア…これまで人類は数々の細菌と闘ってきた。多くの犠牲を出しながら、ウイルスを封じ込めた歴史がある。
小中高の臨時休校が始まり、保護者や児童、生徒は戸惑いを見せながら休みに臨んでいる。子どもたちが自宅でゲーム三昧や駄菓子屋にたむろするという新たな問題も発覚。そもそも子どもに室内でジッとしていろというのも無理な注文だ。
病原性ウイルスを地球上から駆逐することなど不可能。卑近な例ではSARSはワクチンも有効な治療薬もないまま現在、収束している。ウイルスと有利に闘うためには、大衆がパニックにならない対策が必要。具体的にはデマに振り回されないなど、リスクコミュニケーションが重要になる。
【茂】