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紀南抄「日本最古の火祭り」

 この地が「新宮」と呼ばれているのには理由がある。お社のない太古より神倉山のゴトビキ岩を信仰の中心として崇められていた熊野の神々を、第十二代景行天皇の御代に現在の熊野速玉大社の地に真新しい神殿を建て、お社に初めてお祀(まつ)りしたことが、そのまま町の名の由来になっている。つまり原始信仰から神社神道への移り変わりを残しているまち。

 熊野年代記には、西暦574年(敏達天皇3年)正月2日に神倉山が光を放ち、翌年正月6日夜、神倉火祭り始まると記されており、歴史ある炎のみそぎ神事が「お燈祭り」である。平成28年に国の重要無形民俗文化財に指定されている。その起源を第一代神武天皇東征の際の迎え火にまで遡(さかのぼ)る説もある、日本最古の火祭り。
 
 6日は最大級の防寒対策が必要なほど冷え込む。上り子の皆さんは体調管理を万全にして臨んでほしい。また、乾燥注意報が出ていることから、火災が起きないよう祈るばかりだ。
 
 今年は、令和初の「お燈祭り」…無事故で終えることが一番。
 
【茂】
 

      紀南紗

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