先日、少年ラグビーの大会を取材した。毎年この時期に新宮RFCが地元企業の協賛を得て開催しているもので、今年も和歌山、三重の両県から6チーム150人が参加し、楕円形のボールをつないでトライを目指した。
ラグビー観戦は好きで、ルールもある程度分かっている。中学年の部の新宮対熊野の試合を見ていたが、レベルの高いプレーが続出して正直驚いた。新宮はマイボールを着実につなぎ、要所では個人技で突破してトライを奪った。相手をいなすような華麗なステップは、ミスターラグビーこと往年の名選手・平尾誠二さんを彷彿させるようだった。一方の熊野も負けじと反撃。体格の良い選手にボールが渡ると、縦への強烈な推進力で相手を寄せ付けずトライした。見ごたえある攻防で気持ちが熱くなった。
同じ日に関東大学ラグビー対抗戦の大一番、明治対早稲田があり、ダイジェストで試合を見た。昔からフォワードの明治、バックスの早稲田と言われており、今年の一戦も互いの意地がぶつかる好勝負だった。再来年にはワールドカップが控える。熱い感動を再び味わいたい。
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