ここ数年で副業という言葉をよく耳にするようになった。働き方改革の一環で、政府もテレワークや副業・兼業などの柔軟な働き方を推進しており、実際に副業をしている人もいるのではないだろうか。
SNSやネット掲示板などで、短時間で高収入が得られるなど甘い言葉で募集している「闇バイト」。詐欺や強盗などの犯罪に加担してしまう可能性のある危険な投稿だが、自分には関係ないと思っていた。しかし最近SNSなどで、シールを貼るだけ、「いいね!」するだけ、動画を視聴するだけ、など簡単な作業で高額な時給を謳う広告が流れてくるようになった。
怪しさ満点なのは間違いないが、これがどのように犯罪につながるのか疑問だった。調べてみると、タスクをこなすと最初は少額の報酬が支払われ、信用を得たあとにもっと高額な報酬が得られる作業を持ちかけられる。そこで選択ミスや手順を間違えると、高額な違約金を請求されるという「タスク詐欺」だという。
被害者にも加害者にもなりうる高額バイト。「楽して簡単に稼げる方法はない」を肝に銘じたい。
【織】
