梅雨の晴れ間はうれしいが、さすがに暑すぎる。15日は新宮が全国1位の34.8度で、平年より9度以上も高かった。この時季としては異例の「真夏日」(気温30度以上)が連続し、「猛暑日」(同35度以上)にも迫る。この厳暑はしばらく続きそうだ。
気をつけたいのが熱中症。気温の上昇に加え、この時季特有の湿度が高い状態のため、体の疲労感が半端ない。当方の母には「エアコンをつけて」と常に呼び掛けているが、「昼間は風が入りやるから大丈夫」と我慢する傾向にある。いつもなら「仕方ないな」とあきらめるところだが、今回は命取りになるといけないので、強めに訴えた。抵抗力の弱い子どもや高齢者は迷いなくエアコンや扇風機をフル稼働させ、こまめな水分補給に努めてほしい。
地球温暖化により以前とは比べ物にならないほどに暑さの質が変化している。新宮市は今年度から3か年かけて小中学校の体育館にエアコンを整備する。日中の子どもたちの活動に加え、有事の際の避難所になることを踏まえれば重要な取り組み。国の補助金が充てられるとのことでありがたい。
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