きょう、5月12日は母の日。フラワーギフトとして定番のカーネーションだけでなく、バラやアジサイ、ガーベラ、また花以外にもお菓子やファッションアイテム、美容グッズなどをプレゼントする人も多いと思う。
そもそもなぜ、カーネーションが母の日のシンボルとなったのだろうか。その起源は諸説あるが、よく知られているのは、亡き母への追悼の気持ちだという。
1860年代のアメリカ南北戦争時代、医療補助活動や平和活動などに尽力したアン・ジャービスという女性がいて、彼女の死後、母の偉大な活動を後世に残せるようにと娘が記念会を開催。その思いに共感した人々が、アン・ジャービスの好きだった白いカーネーションを手向けたことが、現在の母の日の文化の由来となったそう。
キリストを見送った聖母マリアが落とした涙から生じたという言い伝えもあるカーネーション。母の愛、感謝、尊敬などさまざまな花言葉があり、母の日の贈り物にはぴったり。普段なかなか言うことのできない母への感謝の気持ちを忘れずに伝えたい。
【織】