先日、久しぶりに仲之町商店街を歩いた。残念ながらシャッターが閉まっている店が多く、人通りもまばらでとても寂しい気持ちになった。
実家が近くで事業を営んでいた関係で、小さいころは商店街が遊び場だった。母によると、ベビーカーに乗ってアーケードを散歩すると、大きな声で喜んでいたそう。また近所の八百屋や肉屋で、お菓子やハンバーグなどを買いに行くのも楽しみだった。かすかな記憶だが、店もたくさん開いていて、今よりずっとにぎわっていた。
消費者目線でいうと、商店街専用の共同駐車場があれば気軽に利用しやすい。ぶらぶらショッピングを楽しみたいので、休憩できる飲食店なども増えてほしい。ワークショップなどができるスペースもいい。
ある店主は、丹鶴ホールがオープンして以来、イベントがある日は商店街を歩く人も見かけるという。せっかくできた立派なホール。何か連動して買い物客を呼び込むことはできないだろうか。かつての活気あふれる商店街の復活に向けて、もちろん個々の店の魅力向上も必要だが、商店街一体となっての取り組みや意識改革が必要なのではないかと思う。
【織】