日進月歩の勢いで発展する情報技術。かつて、ソフトウェア産業で開発をしていた時には想像すらできないほどの進化を見せている。当時、外付けハードディスクは100メガだった。今やmicroSDカードに512ギガ(約5千倍の容量)記憶できるという大容量の媒体まで登場し、隔世の感を覚える。
紀宝町総合教育会議にお邪魔した。西田健町長や町教育委員会が、相野谷中学校で「1人1台端末を利用したICT授業の実践」授業を参観。文部科学省が打ち出す「GIGAスクール構想」の導入に向け前進していた。
同構想には、
- 校内LANの整備
- 学習者用PCの導入
- 学習ツールと校務のクラウド化
- ICT(情報通信技術)の活用
ーなどが必要となる。
「児童生徒に1人1台の端末」「高速大容量の通信ネットワーク」という「ハード」は、あくまでも土台であり、車で言う車体部分。車体だけでは車は走れないように、同構想の実現には「ソフト」と「指導体制」という両輪があって初めて動き・加速できる。主体的に進めるのは各自治体となる。「誰も取り残されない21世紀型学習」への幕が開いた。
【茂】