新宮市出身で、プロ野球の広島東洋カープからドラフト2位指名を受けた森浦大輔投手が17日、契約金6000万円、年俸1100万円(金額はともに推定)で仮契約した。スポーツ紙などの報道によると、先発、中継ぎの持ち場を問わず、1年目からフル回転での貢献を誓っていた。
身長175センチ、体重70キロの体格は、プロ野球選手としては小柄な部類だが、しなやかなフォームから投じられる最速148キロのストレートに、スライダー、チェンジアップを織り交ぜたコンビネーションは高く評価されている。
広島は右投手に今季ルーキーで大活躍した森下暢仁投手、今季はけがで離脱したがエースの大瀬良大地投手、実績のある野村祐輔投手など好投手がそろうが、左腕では先発の柱として沢村賞も受賞したジョンソン投手が今季で退団する見通しで、森浦投手も1年目から一軍の戦力となる可能性は十分。ソフトバンクや巨人で活躍した杉内俊哉投手のようなイメージがある。
どうしても周囲は大きな期待を寄せてしまうが、まずはプロで1年間戦えるだけの体力を蓄え、けがをしない丈夫な体にすることが大切。温かく見守りたい。
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