コロナ禍で迎えた夏は例年以上に暑い。このところ、太平洋上の高気圧の影響で全国的に猛暑が続いている。11日には40度を超えた地点もあるなど、命の危険が生じる暑さ。感染予防対策でマスク着用しているため、体感温度はいつもより高く、体力的な消耗も激しくなっているので注意が必要だ。
当地方の週間予報を見ても、しばらくまとまった雨はなく、猛暑日(35度以上)が続く予報。自治体等の防災メールでは、「熱中症注意」や「原則運動禁止」などのメッセージが毎日送られてくる。気象庁も、特に、外出時や屋外での作業時、高齢者、乳幼児、体調のすぐれない人がいる家庭などは、水分をこまめに補給し多量に汗をかいた場合は塩分も補給する、カーテンで日射を遮る、冷房を適切に利用し室温に留意するなど、熱中症に対して十分な対策をとるよう求めている。
地球温暖化の影響で年々、夏の暑さが厳しさを増している。暑さに負けずスポーツに励んでいる子どもらもいるが、周囲の大人がしっかりと見守り、熱中症と感染防止の対策を講じてほしい。警戒して過ごす特別な夏であることを忘れずに。
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