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紀南抄「広島原爆の日に思う」

 広島は6日、原爆の日を迎えた。今から75年前の昭和20年8月6日、アメリカ軍が広島市に対して世界で初めて核兵器「リトルボーイ」を実戦使用。月曜日で快晴だったという。人々は戦時下の朝食を済ませ、それぞれの1日が始まっていた。午前8時15分、上空に閃光が走る。
 
 B29爆撃機が9600メートル前後の高度から投下した原子爆弾は、高度約580メートルで爆発。爆発と同時に、空中の爆発点の温度は数百万度に熱せられ、強烈な熱線と放射能が発生。
 
 爆心の真下を中心に、半径2キロの範囲では木造の家はほぼ全壊・全焼。火事は投下1時間後から広がり、午後2時ごろまで最も火勢が強く、夕方までに広い範囲をなめつくした。
 
 広島のまちは地獄絵図となり、焼けただれた皮膚を垂れ下げ、幽霊のように彷徨う人たちの姿など…。「あの光景は見たものでなければ分からない」と証言する人もいる。
 
 4日から御浜町で「原爆平和パネル展」、5日からは熊野市で「原爆と人間展」が始まっている。核兵器の恐ろしさを認識し、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継ぐ機会にしたい。  
 
   【茂】

      紀南紗

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