紀宝町、御浜町、熊野市の道の駅など観光施設が中心となり、連携し地域活性化に取り組む「熊野エリア道の駅協議会」の発足式に立ち会った。情報や防災訓練などの共有、新商品の開発などを通して施設の基盤強化を図り、情報発信などを行っていくとしている。
地方創生や地域活性化は、まちや地域全体で取り組むべき問題。地方を盛り上げようと考えたとき、まずは今、地域にある資源・魅力を再発掘することから始まる。方法が確立されているわけでもなく、容易なことではない。
福井県鯖江市は「めがねのまちさばえ」として知られている、眼鏡フレームの国内製造シェア約96%を誇る産地の中心。しかし、中国産の安価なフレームが輸入されるようになってから、生産量が落ち込んでいた。それに対して、市が講じたのが、オリジナルブランドの眼鏡を開発・販売するというもの。2万円台の価格で売り出し大成功。
「自分の住むまちには、人を惹きつける魅力なんてない」と考えてしまいがちだが、地域の魅力や強みに気付いていないだけでは。人の気持ちと行動の持続こそが成功のカギとなる。
【茂】