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紀南抄「困ったときはお互いさま」

 新型コロナ禍で、否が応でも暗澹(あんたん)たる気分になる中、韓国政府のチャーター便でケニアに滞在する日本人が搭乗して帰国。「隣の国だから」とチャーター機に乗せてくれた韓国に日本人はとても感謝しているという。
 
 台湾は、自国で生産したマスク200万枚を日本に提供。そのほかの国にもマスクを提供する支援を始めている。日本側の交流協会は「心より感謝を申し上げる」と表明。
 
 一方、本紙エリアでも、紀宝町の社会福祉協議会が備蓄していた1万2500枚のサージカルマスクを町内18事業所に寄贈。手作りマスクを児童や福祉施設に贈る人たちも。御浜町や太地町でも手作り弁当で休校中の児童の保護者を支援するなどの活動が広がっている。
 
 飲食店は客が激減。テークアウトやデリバリーを取り入れ奮闘している。新宮市の飲食店では、常連客が応援し、経営者が感謝していると伝え聞いた。
 
 先行きの見えない不安が社会全体を包み込むなか、「困ったときはお互いさま」という相互扶助の精神について、今一度噛(か)みしめる。
 
    【茂】

      紀南紗

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