最大震度7の激震に2度襲われ、震災関連死を含む275人が犠牲になった熊本地震から14日で4年を迎えた。犠牲者追悼式は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、規模を縮小して行われた。連日、新型コロナ関連の報道ばかりで、熊本地震から4年という節目は事前にあまり報じられていないように感じた。近い将来の南海トラフ地震が予想される当地方にとっては他人事ではない地震。頭の片隅にはいつも留めておきたい。
先日の低気圧通過による全国的な荒天により、避難所を開設した自治体があったが、その際のコロナ対策が報道されていた。現在、国民に繰り返し周知されているのが「密閉」「密集」「密接」の3密を避けること。ところが、避難所はまさに3密状態になるのが必至。
コロナに気を取られているが、今地震が起きればどうなるのか。また、梅雨時期や台風シーズンになれば、避難所準備は欠かせない。災害が起きないでほしい願いはあるが、コロナの終息が見通せない状況下での災害時の対応について事前準備を図っておく必要がありそうだ。
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