尾鷲市の入庁式で、新人職員に九鬼町で獲れたブリがプレゼントされた。出世魚であることにちなんだ取り組みで昨年に続き2回目。尾鷲物産でも新入社員5人に天然ブリを贈り、激励した。
水産庁から来ていた丸茂亮太調整監の発案とのこと。この時期のブリを「春ブリ」として売り出していこうとしている高知県室戸市にも波及した。いくつかのニュースをネットで見たが、「尾鷲市発」の取り組みという話題が見られなかったのは残念。
「ブランド化が大事」とよく言われる。品質が一番なのはもちろん、名称(ネーミング)だったり、地域性だったり、ブランド力にもいろいろな見方がある。
いくつかの選択肢がある中で、「こちらを」と選んでもらうのは難しいが、「氷見ブリ」のように、全国に名前がとどろけば、それ自体が付加価値となる。「尾鷲の春ブリ」の名前が広がればいい。
市役所に入った職員は、今後、いろいろな仕事を経験して成長していくと思う。その過程で、尾鷲やこの地域がブランドとなるような仕事をしてもらいたい。
(M)