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不連続線「野球とブリと」

 高校野球の春の選抜大会で、東海地区の二十一世紀枠に木本高校は選ばれず、東紀州地域初の甲子園出場とはならなかった。期待を寄せていただけに残念ではあるものの、最も悔しいはずの選手が「春と夏は県で1番になりたい」と前を向いている。

 二十一世紀枠に選ばれたのは富山県の氷見高校。部員は17人で夏の県予選決勝で惜敗し秋の県大会優勝と、納得できる戦績を出している。日本有数のブリどころとしての共感もあり、「ブリ打線」の活躍を期待したい。

 その前日には、湯浅京己投手のWBCの日本代表入りが発表された。背番号の22番は、同じチームの先輩の藤川球児氏が過去のWBCでつけていたもので、湯浅投手自身が選んだという。当人が口にしていた「感謝と誇り」を感じさせる話ではある。

 湯浅投手は高校時代には立つことがかなわなかったが、その悔しさをバネにして今や日本代表とブリも真っ青の出世魚っぷりを見せている。結果は思わしくなかったとしても、目標を目指して努力したことは力になり、将来の役に立つ。若者が希望を持ち、前を向くのであれば、地域がよりいっそう盛り立てていかねばならない。

(R)

      不連続線

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