飲酒運転のトラックが小学生の列に突っ込み、児童５人が死傷した千葉県八街市の交通事故。７月の事故発生は衝撃を受けたが、その後も全国で飲酒運転が後を絶たない。

 

　酒気帯び状態で車を運転して追突事故を起こしたり、４軒をはしごした後に車を運転してパトロール中の警察車両に呼び止められたり…。今月に入って少なくとも１０人が逮捕されている。会社員、アルバイトに、公務員も含まれる。

 

　飲酒運転の原因の一つが、ドライバーの過信や油断。「事故を起こさない自信があった」「飲んだお酒の量が少ないので大丈夫だと思った」「目的地が近かった」など、安易な理由から飲酒運転に及んでいるほか、「出勤のため二日酔いで運転してしまった」「少し寝たので大丈夫だと思った」といった理由もある。

 

　飲酒は安全運転に必要な情報処理能力、注意力、判断力などが低下するほか、気が大きくなって速度超過などの危険な運転をする、車間距離の判断を誤る、危険の察知が遅れたりブレーキペダルを踏むまでの時間が長くなるなどの影響が挙げられている。

 

　たった一度の過ちが人生を狂わせる。飲酒運転は「しない」「させない」が大原則。

 

（Ｊ）