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自らの成長 堂々発表 新宮高校定時制夜間部の内海さん 県大会で最優秀賞、全国へ

 2026(令和8)年度第77回和歌山県高校定時制通信制生徒生活体験発表大会(県高校文化連盟・県高校定時制通信制教育研究会主催)が3日、和歌山市の県立きのくに青雲高校であり、県立新宮高校定時制夜間部3年の内海留菜さんが最優秀賞を受賞し、県代表として11月15日(日)に東京で開かれる全国大会への出場を決めた。
 
 定時制・通信制高校で学ぶ生徒が、学校生活を通して感じ、学んだ貴重な体験を発表し、多くの人々に感動と励ましを与えることを目的に毎年開催。今回5人が登壇した。

 内海さんは1年時から3年連続の出場で、「『やればできる』を信じて」と題して発表した。人間関係がうまくいかず、小中学校の大半で学校に通えなかったが、中学3年になると家族や友人の支えで登校できるようになった。高校進学を考える際には「定時制なら基礎から丁寧に学び直せるよ」といういとこの言葉を受け、「自分を成長させたい」との思いで進学を決意。高校入学当初は新しい環境への慣れや人前で発表することに大きな不安があったが、生徒会役員への立候補を契機に人前に立つ経験を積み、併せて接客のアルバイトを行うことで、人と話すことへの苦手意識も改善するなど、少しずつ「自分は変われる」という実感を得ることになった。将来に向けては、夢が見つかった時に自信を持って挑戦できるよう、今は一つ一つの授業を大切にしている。自身の経験を通じて、人はすぐには変われなくても、コツコツと積み重ねることで少しずつ前に進めることを学び、これからも支えてくれた家族や先生、友人への感謝の気持ちを忘れず、「やればできる」という言葉を胸に刻み、自分のペースで学びを続け、自分らしい未来に向かって一歩ずつ前に進んでいく決意を伝えた。

 最優秀賞を受けて内海さんは「3回目の出場で念願叶ってうれしい。先生方はじめ支えてくださった方に感謝の気持ちでいっぱい」と喜びながらも、「自己採点は85点。少し言葉に詰まり原稿を見てしまった部分が減点。全国大会までに話すスピードや声のトーンも意識し、悔いなく終われるようさらに努力したい」と見据えた。

 国語科の濱本直樹主任は、本人の熱意に応えようと大会前の準備段階から熱心に指導。何度も繰り返し練習して原稿の暗記に努めた。「大会前日には『とにかく楽しんで』とだけ伝えたが、堂々と発表していた。最優秀賞は本人の努力の成果と、まわりの先生方の協力のおかげ」と共に喜んだ。

 内海さんの受賞は、多様な生徒の学びに教職員一丸で支援する同校定時制夜間部の結実とも言える。清岡美喜教頭は、本人の努力をたたえ祝福の言葉を掛けると共に「後輩たちにも良い刺激で、地域の方々にも本校の取り組みを知っていただく機会になると思う」と相乗効果を期待した。

      新宮市

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