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不連続線「行政改革」

 新内閣になって、また行政改革に目が向いている。第1弾になったのは「はんこ」。第2弾は学術会議。はんこは、テレワークの妨げになっていたということで目の敵にされている感がある。業務システムの問題であって、はんこが本質的な問題ではないと思うが、まあ、役場に出す書類に押すのに探す時があるので、手間が省けるのはよいこと。とはいえ、本人確認をどうするのだろうか。

 小さなことからコツコツと、というのも分からなくはないが、そもそもの行為が不適切なため問題が起こり、それへの対処に経費がかさむ、というのが大きな無駄遣いではないか。例えば、情報公開したら黒塗りばかりで経過が分からない。裁判をしたら、裁判所は情報開示を命じた、というケースでは、自治体なら弁護士費用が余分にかかるし、国なら法務省の裁判担当の検事の仕事が増える。裁判すること自体がコストだ。

 住民が自治体を訴えるケースなど、大きな目でみたら誰も得にならない。住民には裁判を起こす権利があるのでやむを得ない場合はあるにしても、法令と適正手続きの順守を徹底することが行政改革の第一歩ではないだろうか。

(M)

      不連続線

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