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不連続線「最後の一年」

 春休みが明け、本紙地域の小中学校では無事入学式が行われた。マスク着用に消毒の徹底、なるべく空間を開けてと、例年と比べて少し変わってはいたものの、緊張した様子と新入生と校内に咲く桜を見て、春が来たと感じた。
 
 新型コロナウイルス感染症への不安はつきまとうものの、運動不足やストレスなど子どもの心身への影響も問題。県内でも休校延長とする学校もあるが、近隣市町を含めて感染者が報告されていない現状を鑑みると、今回の新学期開始の判断は正しいように思う。
 
 とは言え、感染経路が分からないケースも多く、緊急事態宣言により都市部からの人の移動が増える可能性があるとの話も聞く。尾鷲小が実施した時間差登校のように考え得る限りの対策を行っておくことが重要。近隣市町で感染者が発生した場合に、迅速に決断を下すためにもさまざまな事態を想定しておくことも必要となる。
 
 本年度で閉校となる海野小に取材に伺うにあたり、先月掲載された元同校教師の手記を読み直した。本紙地域では小学校の閉校が続き、過疎化や少子高齢化がまるで癒えぬ病のようにも感じる。児童や地域にとって有意義な一年間になってほしい。
 
 (R)

      不連続線

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