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社説「交通規制 大切な情報の一つ」

 車で出掛ける際、予期せぬ通行止めに遭遇して迂回(うかい)するなどした経験はないだろうか。本紙では主に高速道路(自動車専用道路)や幹線道路(国道・県道)を中心に近隣の道路規制情報を毎日掲載している。事前に規制情報が分かれば、出発時間を早めたり、別のルートで通行したりできる。情報は国土交通省や高速道路会社、和歌山県、三重県などのホームページや発表資料を中心に入手。一覧として載せるほか、必要に応じて記事でも紹介する。小さな情報かもしれないが、大切な情報の一つと考えている。

 先日、新宮市丸山地内で行われている市都市建設課発注の工事に関して、交通規制の周知方法に課題が見つかるとする記事を掲載した。近隣住民には回覧板で知らせ、現場周辺道路には案内看板を掲出するなど"いつも通り"の手続きは踏んでいたが、規制箇所は道路の幅員の割に交通量が多く、昨年12月に新宮紀宝道路が開通して以降は、市内の抜け道として利用する車が増えるなど、体感的には市内の幹線道路のようなもの。小中高校生の通学路でもあり、日中は車、二輪車、歩行者が常に往来している。このような状況を鑑みれば、いつも通りの手続きでは不十分だったのではないか。
 
 周知方法には、自治体の広報や回覧板、ホームページ、立て看板などのほか、報道機関への資料提供もある。三重県の熊野建設事務所は管内(熊野市・南牟婁郡)の道路で工事による通行止めや片側通行など行う場合、事前に報道資料を出している。主に地方新聞はその資料に基づき、記事などで紹介している。
 
 広報紙は月1回の発行、回覧板は周知に時間がかかることを考えると、新聞への掲載は住民に広く知らせるための有効な手段と言える。市都市建設課には熊野建設事務所の取り組みを伝え、資料の提供について促したところ、前向きに検討するとのことだった。
 
 資料提供があれば、本紙では交通規制として情報を掲載するとともに、住民の関心があると思われる工事などは取材して記事にすることもできる。普段通っている道路で何か工事をしていれば気になる人は意外と多いはず。本紙もアンテナを高くしてこのような記事をできるだけ増やしていきたい。
 

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