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社説「年末年始安全に、来年は選挙の年」

 日本列島は今週末から週明けにかけて今季最強の寒波に見舞われる予報で、紀南地方でも山間部中心に平野部でも降雪のおそれがある。場所によっては、道路への積雪や凍結の可能性もあり、冬用タイヤやチェーンの装備が必要だ。また、各家庭で暖房器具の使用が続く中、火災にも気を付けなければならない。空気が乾燥して強風が吹き荒れており、ひとたび出火すれば大火になってしまう。安心安全に年末年始を過ごすために、交通安全や火の用心への心構えを今一度確認したい。

 新型コロナウイルスもこのところ全国的に感染者の増加が止まらない。この状況で行動制限のない年末年始を迎えることになり、帰省客や観光客でこの地方でも人流が激しくなるはず。当地方の飲食店や商業施設などは対策をしっかりと講じており、来店する側もマスク着用や手指消毒など基本的な感染防止対策を一人一人が徹底することで、地域全体の安全を守ることにつながる。

 来年は選挙の年になる。1月は紀宝町議選(24日告示、29日投開票)。今回から定数2減の11になるが、先日の立候補予定者説明会の出席と本紙の調べで、今のところ現職10人と新人1人が立候補の準備を進めている。前回選挙は無投票だったが、2回連続で無投票になるのか、それとも新たな動きがあるのか、動向に注目したい。

 春には統一地方選を控え、前半で和歌山、三重の両県議選がある。和歌山県議選の新宮市選挙区は2回連続で無投票が続いており、今回はどうなるのか。三重県議選は熊野市・南牟婁郡選挙区と尾鷲市・北牟婁郡選挙区が今回から合区され「東紀州選挙区」となる。定数は現在の4人から3人に減るため、熾烈な争いが予想される。

 統一地方選の後半は新宮市議選。議員発議による定数削減の議論がされたものの否決となり、今回は現行の15で行われる。現職13人(欠員2)のうち、次回立候補への態度を保留している議員が1~2人いる一方、新人の動きは活発で5~6人程度が準備を進めているもよう。

 選挙は民主主義の基盤をなすもので、自らの意思を政治に反映させる貴重な機会になる。昔から地方選挙ほど地縁血縁による投票行動が色濃いが、SNSを活用した選挙戦が浸透した今なら、候補者の人柄や政策を知った上で投票できる。投票率が低い若い世代が政治にもっと興味をもって高い投票率で選挙が行われることを望みたい。

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